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Blog/2017-06-16

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もう少しだ もう少しだ 辛抱の先に灯りが見える

逆境にある人は 常に「もう少しだ」と思って進めば良い 。
何事も頑張るだけ頑張れば、後のことは心の中で、そっと心配していればよい。
どうせ世の中はなるようにしかならない。
これは、日本海軍の建設を目指し、福沢諭吉などとアメリカに渡航した一人
勝海舟の言葉である。

我々海人はいつも微笑ましいほどの穏やかな海を行く時もあれば
今度は大時化と言う自然界の逆境を乗越えなければならない時もある。
それは人生航海と同じ様に悲喜こもごもの現象を言うのであるが
出来る事なら大時化と言う命を懸けた逆境は、誰でも避けて通りたい。

雨・濃霧・波浪・逆潮・どれもが安全航海を脅かす要素を持っている。
好むと好まざるとにかかわらず、乗越えていかなければならない航海前途の現象である。
船乗りは一つの時化を乗り越えるごとに身体で仕事を覚え、一人前に近づいていく。
特に未経験から初めて乗船を体験する船酔いは、波に揺られ苦しみ吐き出して
身体に覚えさせない限り、想像で克服する事は出来ない。

しかし、世人の多くは世の荒波からは出来るだけ遠ざけてやろう
出来る事なら我が子には苦労はさせたくないと、逆境を避けるすべを教えてしまう。
こうした知恵や教えは本来理屈ではなく、体験の上に自らが学び
克服していかなければならない。
自分の都合で、出逢った難儀に「一喜一憂」して避けて通れば
困難を克服する強さは育たない。
つまり強い人間作りと、親の愛は相反する方向に進んでいる事に気がつく。

可愛いわが子に強くなれ、強くなれと鞭を当てる事は
親の辛さを通り越さなければ本物にはならない。
「 獅子は千尋の谷にわが子を落とす 」
「 可愛い子には旅をさせよ 」
古い言葉であるが、物事の道理を良く言い当てている諺である。
まさに幼少のころから、私は親を失った不平等の運命に育ち
「千尋の谷」から這い上がった思いである。

私も昔は大時化を走りながら「もう少しだ、もう少しだ」と思い続けてきた。
乗越えなければならない人生航海は、常に「もう少しだ」と思って進めば良い! 
例え明日に命が果てようとも、今日の花に水をやる。
できる事を尽くせば、自ずと冷静な気持ちになれるものである。

毎日山積する様々な問題・悲しみに突き当たりながら
私は今日も「 もう少しだ ・ もう少しだ 」と呟きながら進む。
その気持ちは決して投げ出さない意味を示す。
生命が育つ力は、常に逆境と苦難を乗越えたところに存在するに違いない。
今日も「もう少しだ」と頑張ろう。



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