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Blog/2017-07-18

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気遣いの ひとこと

某丸・某機関長から聞かされた「 おやっ 」と思う話しが心に残っている。
機関長曰く、この船の船長は、接岸が無事に終了した時、最後に必ず
「 今日も無事に接岸できました。機関部の皆さん協力ありがとうございました。 」
と、一声マイクで言ってくれる。
やはり、その言葉を聞いたら甲板部の仕事を手伝ったのだから
聞き流しているようだけれど、やはり嬉しいものですよ。

そんな、一つ言葉の上手な使いこなしが、船内の雰囲気を和らげていることに
気づかされる嬉しい話しであった。
皆さんが狭い船内では、毎日悩んだり苦しんだりする事の多くは、人間関係の悩みも多い。
そんな船内で一寸だけ、心がけを変えてみることが出来るとしたら
先ほどのような言葉遣いを上手に表現できることは
目の前の仲間を大切にする、大きな意味を持つものだと思う。

人間関係のトラブルのきっかけになっている原因の一つは、気遣いが足らなかったり
不用意な言葉遣いの場合が多い。 
私が言葉で失敗した例は、今でも忘れない一言で最愛の姉を傷つけてしまった。 
ある祝い事で皆さんが集まっている時、私は隣にいる姉さんを自慢したつもりの言葉であった。
その昔「 姉さんはたいしたものだった。中卒で学歴も無いのに勉強して
バスガールになって、家族を支えた。」と、周囲の人に鼻高々で喋ったことがあった。

その一言が徹底的に姉を傷つけていたことは、それから何年もの間
姉から話されるまで私は気づかなかった。
家庭の事情で低学歴のまま生きてきた人には、学歴と言うものは判で押されたように
惨めに心の底に劣等感となって染み付いている場合が多い。

一生懸命の努力をして、そのハンディーを克服して生きてきた人にとっては
できる事ならあの場所・あの雰囲気では、学歴は話して欲しくない事だった。
未熟な私はそんなことに気遣わないで、姉の自尊心を傷つけていたことは
とても申し訳ないことであった。
まさに同じ言葉でも不用意な発言は、時にして自分自身だけでなく
周囲の人にも災いをもたらす場合が多いので注意をしなければならない。

人は結果よりも、努力した事や苦労をしたことを褒めてもらったほうが何倍も嬉しい。
私の毎日は皆さんの安全努力で、成り立っている。
その証拠に一旦海難事故発生の一報は、のん気に3連休のお休みなど頂けるわけがない。

古い船・汚い積荷・気持ちにそぐわない航路・短い停泊時間・気遣う濃霧の航海・船内の不和
どこにもあるような不満の職場も、我慢で凌いでいることは多い。
皆さんの人なりの優しさに感謝しながら、頑張った人にはよい評価
人の立場に立って、「 協力に感謝申します。ありがとう。 」
その一言から離れて、私の仕事は成り立たない。



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