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Blog/2017-08-02

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善意の波紋

皆さんの仲間の中には、年老いた両親の面倒を見ている感心な人が、沢山働いている。
船には乗りたいが、年寄りの面倒も見なければならない。
留守家族の高齢者を抱える者は、想像以上に、心配事の負担は大きい。
一人住まいの自分の親であれば、やはり側についていて面倒が見られれば
それに越した親孝行はない。

まして、長生きを願えば願うだけに、火元やトイレや持病等の事が気がかりになり
離れていれば落ち着かない、大切な肉親への思慕の一念であろう。
私は、両親には早くから死別した生い立ちから
心の底にはいつも両親への憧れが何歳になっても息づいている。
例え年老いた母でもいい、私の側にいるなら私は絶対に離さず大事にするに違いないと
親の年をはるかに超えている今でもそう思っている。

つまり、親に恵まれなかった者にとっては、長生きをする親への悩みは
ある側面では贅沢な悩みだと思えてくる。
誰でも大なり小なりの悩みは人生につき物であるが
考えてみれば一つの悩みは立場によっては、随分と受け取り方が変わってくることに気がつく。

以前、親戚の集まりのとき、子供が就職できなくて困っている。
私の会社にでも何とかならないのかと相談されたが
こと、海と船舶にまつわる仕事は、専門職に近い職業であるからと
上手に断る事ができた。
しかし、忙しいくらい仕事があるという悩みも、仕事がなくて困っている人から見れば
すごく羨ましいことである。

仕事があることは、実にありがたいことだ。と思えば
忙しすぎて辛いという悩みも、少しは救われる思いになれる。
「入れ出し航海が続いて辛い」
「仕事ばかりをさせる・時化ばっかりを走る」
「同じ船の乗組員が気に入らない」
「会社の対応に腹が立つ」
など等、きりのない苦情と悩みは、知らず知らずのうちに自己本位に陥っていないだろうか。

悩みは池の中に小石を投げ込んだ波紋とよく似ている。
小さな波紋は限りなく輪を描いて広がって行く。
世の中には働きたくても働けない人は沢山いる。
忙しい事も、仕事が無い人にとってはすごく羨ましいことに違いない。
今、皆さんが苦労と思っている事も、視点を変えてみることで
恵まれている条件は沢山存在する。
自己本位に陥らず、人の苦しみも人の身になって考えて上げる事も
大切な思いやりである。



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