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Blog/2017-08-07

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老いたる馬は 道を忘れず

大型の台風5号がゆっくりと日本列島を串刺しにして北上中。
各海域に所在する船舶は、お盆を前にして早めの対策をとり
安全運航に徹してください。

私の心に残る著書「生き方上手」の作者「日野原重明名誉院長」が
過日(20日前)に亡くなられた。
105歳の長生き往生は、実に謙虚でお見事な生涯として
限りない多くのファンがその死を悼んだものである。 
先生の多くの名言集に、次のような言葉が心に残っている。

「 多くの人々は自分の財産や名声や、地位を得るためには全力投球している。
  それなのに、財産やお金よりも大切な、自分の命のために
  全力投球している人は少ない。
  なぜ、その大切な命のために、時間と財産を提供しないのか
  そうして安全に確保された命を、思いきり有効に使おうとしないのか。」

傍にもよれない、私ごときは、この生きざまの真実を貫く名言には
いつも胸を打たれる思いに諭される。
努力もしないで「 また一つ歳を拾ってしまう 」そしてまた想う。
先が見えそうな頂きの階段を、ついつい数えてしまう。
そして、歳を拾う事が、まるで罪悪だと思い始める。
しばらくしたら、今度は考え方を改めて、何かを失うということは
別の何かを得ることでもあるのだと、思いをあらためる。

若い頃には思いもしなかった「 今日の無事をありがたい 」と思いつつ眠り
朝の目覚めには何事も無く目覚めた事に「 生かされた 」と、感謝が生まれる。
老いる思いを老醜として捉えるか、老熟と捉えるか
それぞれの心の持ちどころではないだろうか。

とかく老人は「醜い・臭い・弱々しい・シミ・シワだらけだ」等と捉えれば
歳はどんどん社会から遠ざかって、思いの通りに「加齢臭」の老醜へと
さげすまれていくだろう。
しかし、今日の寿命を感謝できて、他人に頭を下げることの出来る謙虚さを持てば
長く生きてきた経験は老熟となり、いぶし銀の如ししぶさを見せるに違いない。

若さは強さであり、美であり、活力であり、未来である。
しかし、それらも礼儀を忘れ、勤勉を怠り、乱暴なおごりだけの若さは
むしろ醜態といわざるを得ない。
若者は老人の知恵を尊敬し、老人は「 老いては子に従え 」と言われる心で交われば
少子高齢社会といえども日本の知恵は、決して滅びるものではない。

私達は老いたれば、二度と若がえることの出来ない摂理を
決して悲しいことだと思ってはならない。
老いれば深い経験から知恵を授かり、新しい何かを創造してゆくべきではないだろうか。
若者のように飛んだり跳ねたりは出来ないが、残された年月・時を貴重な時間として
輝いて生きていくことはできる。
「 老いたる馬は路を忘れず 」の諺にある。
道に迷ったとき、老馬を放ってあとからついて行けば道を迷わないことから
経験を積んだ者は、自分のとるべき道を誤らない。
「老馬の智に学ばん。」



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