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Blog/2018-02-13

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安全は一念の微かにあり

建国記念日を含めて3連休、皆さんの航海は無事に週明けを迎えた。
お陰様で何とありがたいことかと感謝の一念にある。
まだまだ寒さの続く海の仕事は、厳しさに終わりがない。
「 注意をしていたのだが・・・気をつけていたのだが・・・ 」
後になって「 しまった! 」と、気づく小事も今後は侮れない。

人はどんなに気をつけていても、所詮は神や仏ではない。
「 絶対 」手落ちがないという保証はない。
むしろ私などは、注意をしていても「 しまった! 」と、散漫な意識になることも多い。 
そこで安全の原点に戻って正しく見つめれば確認と点検を繰り返す
基本動作を怠ってはならない。

慎重さの言葉に「 念には念を入れる 」という動作がある。
「 念 」と言う文字を分解すれば、今の心と書く。
今の心を取り逃がさないようにしなければ、そのとき思った事は逃げてしまう。 
つまりそれが「 念には念をいれる 」と言う動作であり
「 一念 」「 信念 」「 念力 」など、一心に思い込むことによって
得られる確かな力を意味している。

「 永久の計は、一念の微か〔 かすか 〕にあり 」
人生は微かな一念の積重ねによって決まる。
〔 安岡正篤 一日一膳に学ぶより 〕
運もツキも、棚からぼた餅のように落ちてくるものではない。
つまりこれを「 安全は一念の微かにあり 」に例えれば
些細な事と見逃すことなく「 念には念を入れる精神 」の中にこそ
大切な心得が定着するものと解釈される。

その昔、私が名機関長と仰いだ師は、いつもどんなに寒くても自室のドアは開けてあった。
いつもカーテンが揺れているのが機関長の部屋であった。
「 何故ドアを締めないのです? 」と、訪ねたら
「 どんな機械の音も生きている。僅かな音も聞き逃さないのが機関長の役目である。
部屋で耳を澄ませば機械は口を利かないが、音で必ずものを言う。
機嫌の良い声、不機嫌な声、何かをほしがっている声、その声が大事だ 」
と話してくれた。

まさに、これぞエンジンの神様であった。 
私と乗り合わせた5年間には、ただの一度もトラブル事故を発生させなかったのも
この「 技術とは一念の微かにあり 」そのものであったのだと思えた。
私達は、豊かさの中にあって「 一念とか今が大事とか、微かなる積み重ね 」
などの大事な信念を忘れかけている。
忙しさに言葉をかりて、小さい安全の心得を失っていないだろうか。

茶碗の隅に残った一粒の米のご飯を残さず食べきる優しさこそ
微かなる善意であり礼儀でもある。
その心得の微かなるものこそ、大きな安全の磐石なる布石になるのでは無いだろうか。



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