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Blog/2018-02-21

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畜生と人の違いは 羞恥心

「 春の風 梅花ふくらむ 羞恥心 」
久しぶりに春を感じる暖かさの広島地方。
梅の蕾が少しずつ少しずつ、恥ずかしそうに固い花びらを開き始めた。 
その香りはまさに娘が恥らう香りに似て例えられる。

皆さんの職場は花の香りの届かない海洋にある。 
遠く離れた職場には沢山の仲間達が働いている。
それら大よその人達が居住区を遠く離れた、単身赴任と言う形で
船と言う物流の職場で黙々と働いている。
そこに働く人達は、皆さんが寡黙であり素朴な人が多い。

陸上休暇が終れば、これからしばらくの間は長い海上労働が続く。
その覚悟を持って家庭を離れることも辛いが、同時に、休暇後に乗組む船への緊張感も
また格別な思いがある。
海に働くという事は、大よそ9ヶ月を海上で生活する事であり
年間で考えると、家族と暮らせる時間は非常に少ない。
職務的な強い縛りのなかに、人間形成がなされていくといっても過言ではない。

船と言う職場は陸上とは全く異なり、海洋の過酷さに対峙するための要塞に似ている。
全てが鋼鉄の窓やドアだけでなく階段までも鉄製である。
その要塞には様々に優れた航海計器が搭載されており
沢山の貨物を積んで海洋の荒波を乗越えて進み
まるで重戦車のような強靭さも備えている。
しかし、その強靭な要塞も、ひとたび操船者の心が乱れてしまえば
いとも簡単に破壊され沈没してしまうもろさを露呈するのが、鋼鉄の船である。

海洋に出て最も恐怖と思える状況は海難事故である。 
例え堅牢なる要塞と、素晴らしい計器を搭載していても
結局のところその核心の部分を操縦する人間の本質が無防備であれば
危険で脆い要塞に早変わりしてしまう。
様々な角度から、安全への理論を伝えていく中では
そこに働き住まう人達の生活態度や心構えに踏み込まない限り
安全な職場の確保は成り立たない。

安全上の確信に迫る言葉の一つに、意外と受けとられるが「 羞恥心 」がある。 
人は皆、恥ずかしさがあるから、獣と違い衣類で身を飾る。
そこで皆さんに伺う・・。
「 貴方の職場は他と比較して恥ずかしい事は何もないか!! 」
「 安全上、なすべきをなして、恥ずかしいと思うところはないか!! 」
「 日常的な問題として、あなたの服装は正しくて、恥ずかしいところはないか!! 」
「 職場は他の職場に比べて整理整頓が徹底されて、恥ずかしいところはないか!! 」
「 乗組員の作業行動は安全上、恥ずかしいところはないか!! 」

人の意識として、他と比べて恥ずかしいと思う心がない限り
良い職場を築くことはできない。
犬・猫の畜生には羞恥心と言うものがない。
つまり人間として、要塞の脳の部分をつかさどる安全操縦は
「 恥ずかしい 」と言う羞恥心を持ってこそ、より良い方向へ導く
羅針盤にもなるのではないだろうか。

人として他と比較し、劣る欠点があれば、面目ない、決まりが悪い
といった事が深く意識される。
それこそが安全を守る「 羞恥心 」ではないだろうか。



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