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Blog/2018-03-08

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平常心

天気は西のほうから高気圧と低気圧が、入れ替わり立ち代わり
列島沿いに通過していく。
目まぐるしい初春のかく乱である。
こんな時節には風に乗った花粉が飛び、寒の戻りにはインフルエンザが
再び流行するようである。

ここ数日は春の嵐に頭を悩ませる各船長。
長引く避難の苛立ちがひしひしと伝わって来る。
責任感が強ければ強いほど、無為に停泊している不稼動の焦りもおきてくる。
港から目的港までの輸送ノルマは船長に課せられた、重い無言の責任になる。
私の経験上、皆さんの気持ちがわかるだけに
「 平常心 」を泰然自若に持つことの難しさを知ることになる。

「 平常心 」と言う心はどのような心理を言いますか?と尋ねれば
「 平常心 」は心の道であり、掴もうとすれば道からそれる。
「 平常心 」とは、物足りない物足りないと思う欲を超えたところにある。
不安・自己嫌悪・屈辱感・嫉妬・怒り・焦り
自分を傷つける感情は人と比較するところから生まれる。
自己と他人を比べてしまうところに煩悩が生まれる。
それゆえに、心はその比較に揺れて、平常心を失うものである。
と、仏道の解釈に諭されている。

その切論にはごもっともと頷きながら、責任感と煩悩を天秤にして、出港のときを待つ。 
各船長の苦悩心理が見え隠れする。
安全を優先するのか? 
輸送経済を守るのか?
天候に相談しても時間は過ぎて行くばかり。
「 二者択一 」は「 平常心 」でわが道を行くに難しではなかろうか。
大した楽しみは求めず、来るものは拒まず、ゆっくりと平常心で生きることは
如何に難しいものか、私の歳になっても平常心はなかなか保てない。
人生の途上には我々が期待するほどの楽しい事も、嬉しい事も本当は無いようである。
平常心を持って多くを望まず、こんなものと思う心の持ちようこそが正しいと
今頃やっとわかってきた未熟なる我である。

若いうちには自分の手の内に人生が有ると考えがちで有るが
実は人生の上に己があり、その人生は多くの人達と分け合って
初めて自分の存在があると悟るべきではなかろうか。

会社の猫の額の庭に咲いた沈丁花、甘い香りを放って鼻をくすぐる。
あれは弊社の事務員さんが無償で苗木をそっと植えてくれた花木である。 
風下にも風上にもその香りは誠意となって広がっている。
その花木に感謝が出来るところに「平常心」は息づく。 



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