船舶管理から船員確保まで皆様のニーズにお答え致します

Blog/2018-04-04

Top / Blog / 2018-04-04

視点を凝らせ

昨日・今日あたり、通勤の行きかえりには、道々のいたるところで
華やかな桜の満開が目に飛び込んでくる。
この満開の花を見ながら、「 コノヤロー 」と腹を立てる人は一人もいない。
むしろ花のあでやかさに、人の心は春の陽気と合わせて優しくなごむに違いない。

そんなわけで今日は、物を見る・感じる視点について考えてみたい。
私たちは、同じ場所から同じものを見ていても見方が違い
立つ位置も違えば、同じものが全く別のものにみえる時もある。 
山道を登っているときに、今まで見えていなかった丘が
高度を上げるごとに新しく見え始める。
この場合、丘は消えていたのではなく、視点が動いたから風景が展開した変化であって
小高い丘はそこに依然として存在していた。
 
このように、一般に同じ対象であっても視点や立つ位置が異なれば違った見え方をする。
私たちがいろいろな視点を持つのは、さまざまなことを
心に受け入れようとするからに他ならない。 
油断して落ち度のある視点を基にしては、まず満足な仕事はできない。
多面的に視野を広げ、その視点を利用してチェックする力を身に付けたいものである。

ブリッジの航海当直も、中央から前方を見る場合と
右舷側から前方を見張りする視角は大きく異なる。
真向かい、または、ほぼ真向かいに見える相手船も
右端からみればほぼ真向いではなく、横切り船に見えることも否定はできない。
これから入港スタンバイに入る船長の視点・一航士の視点・甲板長の視点
乗組員それぞれの注意点や視点は確実に異なっているはずである。
 
船長は速力・周囲の船舶の動静・岸壁状況などに視点を配りチェックしていく。
一航士と甲板長はロープ・錨鎖の準備・レットライン・接舷方向などの準備に追われる。
さて、そこまでは一般的なスタンバイ作業であるが
大事なことはそこから先の視点にある。

物事をしっかり見る力を視点力という。
この力は仕事の場で有効に働く。
仕事に必要な視点に目を届かせ、確認を繰り返してチェックしなければならない。 
船首デッキであれば、レットを投げる足の置き所・デッキの湿り具合
防舷物の要・不要、スラスターに頼らず錨の準備・岸壁への距離や速力など
安全のために立つ位置も大事な要である。
ただいつものように、いつも通りに・・・・・
そのような不用意で無計画な視点に染まってしまうところに
大きな落とし穴に陥りやすい。

上司・部下・年齢の違いにも、ものの見方は変わってくる。
これで良いと決めつけないで、もう一度安全の為に一度立ち止まって
いつもの作業を見直してみよう。
視点を凝らすことは、新しい発想や創造のきっかけを創る安全への
防波堤になることには間違いない。



a:49 t:1 y:1



コメント


認証コード(1162)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional