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Blog/2018-06-12

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慢心の木に咲く花は うぬぼれ

大型の台風5号は幸いにも日本に上陸することもなく、梅雨前線を刺激して大雨を降らせ
三陸はるか沖合で温帯低気圧にかわり終息する模様。
お陰様で各船舶には特別な異変も無く、安全な日々が続いている。
しかし日々油断はならない。
「 安全運航 50年続けても 一人のミスで 命取り 」
標語の構成を考えてみれば、やはり油断のテーマが主体になっている例が多い。

今日は少し「安全標語」の構成を紐解いてみよう。
標語によく使われる言葉には「 あなどるな 」「 確かめよ 」「 落とし穴 」
「 事故のもと 」「 みんなの願い 」「 命取り 」
などの文言で締めくくられている例が多い。
標語には次のような、どんでん返しの文体が印象を強くしている。
「 操船は千回成功しても 一回失敗すれば下手である 」という標語も
「 上手の手から水が漏る 」諺に似ている。
この道何十年のベテランの慣れた油断を戒める真実をついた表現であろう。

どんな人間でも何百回、成功例が続けば、必ずうぬぼれが生まれてくるから人間は厄介である。
とある船長は、どんな場合でも上手に船を操船して無難に接岸できた。
それは神様みたいな操船技術で乗組員ならず、会社の信頼も絶大な船長のようであった。
しかし、この船長も決して神様ではなかった。
風の強い日に無理な接岸を、何回も無難にクリアしてきた自信から
タグボートも使用しない無警戒で接岸体制に入った。
当然、強風なので機関の使用を荒く強引に扱う事が求められた。
行き脚の強い制御で鮮やかな操船のつもりが、機関の不備で
突然後進のクラッチが噛み合わない事態に陥ったからたまらない。
船は当然強い惰力を持って岸壁に激突し、大破の事故が生じた。

船長はその岸壁衝突事故の後、次のように反省している。
「 今までは三回のうちの一回は失敗をするかもしれない。
  そういう思うで慎重に取り掛かっていたからこそ長い年月無事故を貫くことが出来た。 
  しかし、このときの事故は魔がさしたように己を忘れうぬぼれと言うか
  慣れた安堵感というか、成功の続く日々に戒めの心を忘れてしまった。 
  知らず知らずのうちに「 自分の力はたいしたものだ 」と思うようになってしまった 」
と反省文にある。
 
弊社23隻の管理船舶は大型台風も無事に乗越えた。
そして今、長い安全な日々が集団で続いている。
この上ない歓びであり、皆さんの共通した安全意識醸成の成果を思う。
しかし例え今が平穏な状況であっても、どの船舶にも危険は常に潜んでいる真理を
決して忘れてはならない。

「 転ばぬ先の杖 」今後も皆さんの船舶がよりよき運航を継続していくために
「 いつかあるぞ 」の掛け声を忘れることなく、注意力の継続を持ち続けていただきたい。
常に反省することで、自らを戒め、油断のない堅実な航海を続けていかなければならない。



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