船舶管理から船員確保まで皆様のニーズにお答え致します

Blog/2018-06-15

Top / Blog / 2018-06-15

気づきの大切さ

私たちは日々の生活の中で、いろんなことに 気づいたり、学んだりしているはずである。 
毎日「 安全運航 」というテーマと取り組んでいくうちに
私は技術では防ぎきれない、人間という生身の生態にぶつかっていく。
つまり、「 自我が作り出す身勝手な反応 」とも言うべきか
その日その時の反応が微妙に食い違うところに、フッとミスを出す人が多い。

何ごともすぐ気づく人と一向に気づかない人がいる。
また、気づいたらすぐ何かを始める人もいれば、気づいても何もしない人もいる。
「気づく」とは、「ハッと」すること、何かに目覚めることであるが
潜在意識が顕在化するとか、「我に返る」とも言う。

例えば、今までと何ら変わらない食生活をしていても
今日は何故か胃の調子が悪い、眠りが浅い等と、その原因は不明であっても
生活のバランスが自然と崩れてくる。
そしてリズムの変調がおきる。
その原因としては、人間は常に生身である事も一つだと思うが
その多くは感情の起伏の中にアンバランスが起きる事も無視出来ない。

数日前には、某船が入港接岸中、その日に限って惰力が強いことに気づかない。
当然その強い惰力は岸壁に擦過傷を発生させてしまった。
結果は岸壁の車止めを一箇所破損させた程度で済んだが
関係者にはお詫びをする事は勿論の事
始末書の一つも書かなければならない気まずい結論になった。

この小事を振り返ってみても、あれだけいつもは慎重な船長であったものが
何故ここに於いて慎重と気づきに欠けたのか、彼を知る多くの人は首をかしげてしまう。
それはおそらく彼自身の心の中に起きている、感情に一因しているせいだと思う。
そしてもう一方では、慣れという一番厄介な心のブレが
気づきを失わせているためでもある。

皆さんは、大時化が予想される前途には、気象情報等を確実且つ充分に収集して予見し
危険に対する警戒心も旺盛になる。
そこには強い安全意識も生まれる。
しかし、日常の慣れた場所への接岸等には知らぬ間に気づきを失い、警戒心も解けてゆく。
そうすれば、何故かいつもの慎重さは次第に欠け始める。 
忘れていた入港前の計画やミーティングがいかに大切であるか
一つ一つを確かめて行動を起こす重要性がそこにある。

安全遵守とは、いかなる動作もその時々の感情に左右される事なく
冷静な気づきを連続させる事をいう。
慣れた作業も油断無く「 良く気づく 」ことこそ本当の熟練した技術ではないだろうか。



a:135 t:1 y:1



コメント


認証コード(8742)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional