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Blog/2018-08-24

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気持ちを切り替えて 時と共に輝け

私は理想像として60歳になれば定年をして、自分の好きな時間の中で悠々自適に暮らしてみたい。 
読書・旅行・野菜作り・カラオケ・山登り・魚釣り・できれば絵画教室にも通いたい。
そんな欲張りの憧れを空想しながら、元気な姿で還暦を迎えたのは
ほんのこの前であった気がする。

しかし現実とはそんな想像の世界に入れるほど生易しいものではなかった。
勿論、仕事も継続しなければならない諸事情はあったが
ひとたび社会構成の中で働き続けてきた者が、長い習慣の中で
好きなことだけをして生きていけるのは、決して現実的ではないことがわかってきた。
今までは社会的に時間を拘束されて不自由を感じていたが、ある日突然に開放された場合
当面は好き勝手な時間を楽しむことはできても、結局そんな生き方は
社会通念から外れている事が分かってくる。 
例え職務に定年を迎えても、人間社会で暮らしていくためには
守るべき時間と言うものが続くことには変わりはない。

そもそも自分のお腹に定年はない。
朝と昼と夜に合わせて確実に空腹が訪れる。 
好き勝手な時間に自分だけが生活するのであれば別であるが
空腹になればまず女房殿のお世話にならなければならない。
好きな時間も同じことを続けていれば刺激を失い、意外と退屈な時間に変化して
有り余る時間は昼寝でもして過ごせば、今度は夜が眠れなくなる。

つまり無制限に与えられた時間は、孤独と社会的な疎外感を感じ始める。
多くの乗組員の仲間たちは、一旦は定年をして陸上の生活に馴染もうと
努力をするようである。    
しかし、大よそ8割の人達が自由な時間の不自由を悟り、さらに陸上での年金暮らしの厳しさに
あらためて海上へと再就職を試みることが多いようである。

人間は自由がありすぎるより、拘束された社会通念の中に生きて
その重責を果たし開放されるからこそ、楽しい時間が得られるのではないだろうか。 
社会のルールを守るから社会の一員であり、そこから生まれた時間に
感謝や喜びがうまれるに違いない。 
高齢者の皆さんが堂々と隠居生活に入り、不自由なく満足に暮らしていけるものであるなら
そこには1人の時間を悠々自適に使いこなす覚悟が必要である。 
それは社会通念から離れた仙人暮らしでも試みなければならないのではないだろうか。

働く時間の拘束と海上に隔離されて抑制されるからこそ、下船休暇が楽しい。
毎日が日曜日あれば、日曜日は休日ではなくなり、老後の楽しみとして
余暇の楽しみを失うことになる。 
社会通念と社会常識から離れた位置に生き方を置けば
人はさらに孤独に陥るだけだと、今の私は気づき始めている。 

過日山口県大島の2歳児救出で有名になった、「尾畠春夫」さんこそ
まさに老後の生甲斐をボランティア活動に託した
立派な社会復帰の生き方ではないだろうか。



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