船舶管理から船員確保まで皆様のニーズにお答え致します

Blog/2018-09-05

Top / Blog / 2018-09-05

命につく名前を 心と呼ぶ

各船舶より朝一番無事な便りは、何よりも嬉しい朝の挨拶である。
それにしても各社の新聞一面は「関空連絡橋・タンカー衝突」の見出しが
写真入りで大きく報道されている。 
台風21号は海から陸地に向かって、史上まれな被害の数々、大きな爪痕を残して去った。
特に関空橋へのタンカー衝突事故は、海に関係する人々には
衝撃的な海難事故になる事が予想される。
各船舶には台風避難ご苦労様でした。
今後も皆さんの安全航海を願って止みません。

人は誰でも生まれてきたとき、裸一貫、何も持っていない。
しかし、同じ裸でも裕福な家庭に生まれれば、生まれて直ぐ身体を包む衣類からして
暖かい高価なものに包まれる。
目が見えるようになれば、家庭の中に様々に裕福な家具がそろっていることも
当たり前の環境に育つ。
ところが、私が生まれて育った環境には、初めから贅沢なものは何も無くて
生活に必要な最低限のものだけがあり、限りなく質素なものばかりであった。 
台所には丸いちゃぶ台が一つと、その上に20ワットの裸電球が一灯ぶら下がっていた。 
又、かまどには鍋と釜が一つずつ乗っかっており、それ以外の何も無かった。
幼い記憶であってもまず間違いはない。

では、今の生活はどうであろう・・・
大きな冷蔵庫、扇風機、エアコン、綺麗に飾られた食器棚
電子調理器の上には何種類もの調理鍋が並んでいる。 
生まれてきた時は貧乏そのものであったのに、成長していくに従い知恵もつき、欲もつき
様々なものを持つように発展していく。
気が付けば、家を持ち、車を持ち、贅沢なものが溢れている。

貧乏で物の不自由な時代は、一体何であったのだろうか・・・
今の贅沢はまさに天と地の差ではないだろうか。 
ラジオさえなかった私の家に、今は3台の大型テレビが据えられて
夢のような映像は夜を徹してでも見る事ができる。 
まさに人間の煩悩は贅沢に染まれば、留まるところを知らない。
欲しいものを一旦手に入れればそれで満足せず、直ぐに次のものが欲しくなる。
さらに一度手に入れたものは絶対に離したくないと思う。 
そしてさらに、執着心は失うことを怖がって固執欲に凝り固まってゆく。 
全て底の見えない強欲な人間の本質である。

ならば、人間は生まれて来たとき裸一貫であった姿をもう一度思いなおせば
はた!と、気づくことがある。
どんなに裕福な生活をしていても、どんなに栄華に恵まれても
死出の旅に立つ時、この世で得たものは、現世に全てを返して裸一貫
元の姿に戻らなければならない。
もしそこに返さなくても良いものがあるとしたら、最後の命に宿るものは心だけである。

私は、命につく名前を心と呼ぶ。 
人間は「 本来無一物 」 
形あるものは必ず消滅する。
命ある限り最後まで我が命に留めおけるのは、強欲や執着心では無い。

思いっきり生き抜いたと信じる、我が心ではないだろうか。 
その思いに立つとき、計り知れない生命の安全を尊び
生きる価値は絶大なる心の財産である。 
三途の川を渡るまで脱ぎ捨てることのない後世への誇りになろう。
我らに与えられて生きる時間は、生と死の空間にある。
「安全」とは限りなく生をいとおしむ空間の価値をいう。



a:47 t:2 y:0



コメント


認証コード(6530)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional