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Blog/2018-10-04

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人は食べる為に 働いている

私は昔の昔、一度は船乗りを辞めて陸上の会社に移ろうと考えた事があった。
その時はまだ若かったための単なる思い付きであり
船の仕事が嫌だと思ったからではなかった。
ただ、惰性で過ごす時間に我儘な変化が欲しかったに、過ぎなかった思いがある。
惰性で時が過ぎてゆけば、何のために船で働いているのか
意味さえ見出せないときがある。

仕事に慣れ始めれば満足感も薄らいできて、自分の価値や存在感が感じられなくなる。
そもそも私たちが働く理由とは「 生活するため 」「 給料を頂くため 」にあり
慣れという惰性は核心の部分を喪失しがちになる。 
潮風に陽焼けしながら波に揺られて働く意味は、月給を貰い、必要な服を買い
お酒を飲み、家族を養ってゆくための、絶対に忘れてはならない最も重要な部分である。

大多数の人達は、憧れた仕事だけでお金を稼ぐというプロ的な職業は少なく
その殆どが人と協力しながら「 食べていくために働いている 」真実は動かせない。
「 食べるため 」だけに仕事をする。
そのような意味合いで考えれば、一段低い位置として見る人があるかもしれないが
実は生活のために働く事こそ、男の本分であり人間として欠かせない大切な要である。

その昔、大不況のなべ底景気の頃、私は大阪の街で夢に破れた失業者の1人であった。
食べるに事欠きながら、姉の家に居候して飢えを凌いだ。 
その頃はたとえ臨時工でも良い、とにかく仕事が欲しかった・・・
切実に「 食べるため 」だけの願いであった。

しかし、今の時代はそのように切羽詰った景況でもなく、誰でも真面目に船に乗っていれば
つい食べる為に働いている真(まこと)を忘れることの方が多い。
「 あの仕事は嫌だ! 」「 この航路は嫌だ! 」「 この積荷は・・・ 」
贅沢な思いは先行して、苦労する意味が排除されてゆく。

「 食べる為に働いている 」
その当たり前の正論が吹き飛んでしまっている。
「やりたいことが見つからない」「この会社よりもっと良い会社が沢山ある」
そんな道理で今をおろそかにしている人には、決して良い仕事は出来ない。 
大事な事は、今日と言う日を一生懸命に生かして生きることであり
惰性で生きている人は目の前でパンッ!と手を叩いてみれば分かる。
夢を見るような条件では社会は食べてはいけない。

「 食べる為に働いている 」条件は、今昔なにも変っていない。
「 食べるための主役は常に自分である 」いつの時代であれ
その真実を噛みしめなければならない。



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