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Blog/2018-11-15

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腹八分は医者要らず

私はその昔、近隣の山登りに凝っていた時期があった。
そのお陰であろうか、今も足腰は健脚でいられるようだ。 
汗した健康づくり・絶妙な風景を満喫した後は、軽くなったリュックサックに
満足感を詰めて下る楽しみは別として、足元注意の緊張感がふもとまで続く。

この運動も絶頂期を楽しんだ後は、下へ下へと下るだけ。 
人生街道そのものの条件に非常に似通っている。 
同じ意味で健康一つを考えてみる。 
元気だから、病気一つしないからと有頂天〔 頂上 〕でいれば、必ず無理をしてしまう。 
気が付いたときには健康は下り坂、入院の憂き目も嘘ではない。
そして、我々の事業も然りである。 
業績がとんとん拍子に伸びているから、これくらいなら大丈夫と
油断したところから下り坂は始まる。

又皆さんの職場も無事で順調な航海が続く。
順調な航海には必ず下り坂の天気が待っている。
船内は和気藹々、乗組員にも恵まれて楽しい航海が続く。
それがつまり絶頂期なのかもしれない。
その絶頂期が長く続くとしたら、その人はどんなことを心掛けているのだろうか。

息を切らして登りついた頂上には、頂上に相応しい絶景が360度で展開する。
日頃から眺望することの出来ない、荘厳な峰々が連なる彼方
地球そのものを感じる風景が雄大に存在する。
しかし、その登山で重要なポイントは、下山の心得にある。 
先ず屈伸運動を試みて緩んだ気分を整えることにある。 
何故なら、登山で滑落するその殆どが、下山中の心の緩みと
膝の緩みから発生することが圧倒的に多い。 
滑落の悲劇は良くて複雑骨折・その殆どは一命を失う惨事である。

人生から滑落しないためには「 あの時こうしておけば良かった 」と後で悔やむより
登りつめたものは必ず落ちる、自然の原理をわきまえて
「 潮には満ち引きが必ずある 」と心に銘記し、一歩引いた気持ちを
常にキープすることである。

養生訓の諺〔 ことわざ 〕に「 腹八分は医者要らず 」と言う言葉がある。
これも、美味しい余り満腹の頂点になる前に、腹八分目を頂点として悟るところに
「安全・安心・健康」が見えることを指している。 
イケイケどんどん、のぼり龍の如し買った株は大当たり
もしかしたらこの株、倍々に高値をつけるに違いない。
そんな上手い話に陥りやすいのが、引き時を知らない、がりがり亡者である。
とどのつまり、腹八分の解釈を間違えば、一番の安値に落着いて損をする。 
そしていつしか、期待株は永遠の塩漬けになってしまうのが、大よその株判断ではなかろうか。

今を安全な航海に勤しむ諸侯「 腹八分は医者要らず 」
常に引き時を頭に入れて、登った位置を考えよう。
そして、つまづく石はいつも前にある、慎重に謙虚に進もう大切な人生行路。



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