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Blog/2019-05-14

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自然に学べ

田植えをする月であることから5月は「早苗月(さなへつき)」と言っていたのが
短くなって、(さつき)の空と呼ぶようになったという。 
晴れた日。雲も少なく晴れ渡った真っ青で清々しい五月晴れの好天が続く。
一歩田舎道に入れば、目にまばゆいばかりの新緑がみずみずしい。
明るい陽射しをうけて、木々の一枚一枚の葉っぱがキラキラと揺れながら輝いて見える。

多分この時期、地中の虫や動物も春暖に目覚めて、活発に動き始めたに違いない。
曇り空が続き弱かった陽射しは5月に入ると一気に勢いをつけて、新緑に照りつける。 
野や山が息を吹き返すとき、全ての生命が合掌する如く生命の躍動を始める。 
随分昔の思い出になるが、友達に頼まれて田植えを一日手伝ったことがあった。 
情けないことにその翌日には体中が痛み、普段、手入れの行き届かない脆弱な五体が
悲鳴を上げたことを思い出す。

田植えは我が身を屈めながら一指し一指し進む。 
大よそ30メートル近い距離、腰を屈めたまま進めば、ぬかるんだ泥に足元をとられ
情けないことに何度転ぶことか・・・
農業の難しさと、我が身の脆弱さの現実を思い知ったものであった。 
こうして苦労した稲作も、秋には見事に黄金色の稲穂をそよ風にたなびかせるに違いない。

人の扱いと異なって、自然は人の苦労は素直に答えてくれる。 
手掛けた分だけ、愛情を注いだ分だけ豊作をもって答えてくれる。 
暑いときには暑さに耐え、雨には養分を充分蓄え、風にしなりながら素直に順応する。 
泣き言も言わず愚痴もこぼさず、淡々と時の流れの中に息づいて時を重ねてゆく。 
自然のままに一切の愚痴も漏らさず、変化に順応して一時も止まる事は無い。

しかし、人は少しの困難に出くわせば、腰が痛い・足がだるい
腹が減った・まだ昼飯にならないかと愚痴をこぼす・・・。 
楽に慣れればなれるほど困難に対峙する姿勢を忘れゆくものである。
自然の偉大さに学び、その摂理に従えば、多少の困難に出くわそうとも、人々もまた
今日より明日、明日より明後日と、日々新たなる歩みを重ねて生き抜かなければならい。

現実に戻り会社に出勤してみれば、様々な問題は山積みである。 
人が足りない・故障が多い・手付かずの問題・さらに体調不備で乗船日が過ぎても乗れない人。 
乗船前日の交通事故はむち打ち症・転船指示は後手続き・・・・

人に比べてなんと自然は素直である。
厳しい盛夏の陽射しに耐え、水の中で着々とエネルギーを蓄えて
秋にはたわわに実る稲穂に学べば、努力して生きる人間の姿も同じである。 
大自然の素直な営みに、我々が学べることは無限に広がっているのではないだろうか。



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