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Blog/2019-05-28

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航海当直は 人の命を支える重責

人は誰でもこの世に生を受けたときから、人様のお世話になりながら生きてきた。
自分をこの世に誕生させてくれた両親は勿論の事、兄妹や親戚の叔父さん叔母さん
そして学校の先生や友達の助けがなければ、今の自分は存在しないのだと思う。
しかし、同時にまた自分も何らかのかたちで、人様の役に立ちながら生きているに違いない。

その形容にもっとも顕著なる職場こそ、孤立して海上輸送に努力を傾ける
皆さんの船舶と言う職場ではないだろうか。 
現在の内航船舶は、ギリギリまで限定された5人
またはトン数に応じた8人あるいは12人で構成されている場合が殆どである。 
絞りきられた乗組み構成であればこそ、お互いを認め必要とする
信頼関係が築かれなければ運航は成り立たない。

お互いがつながりあい、与え与えられて、成り立っているのが船舶の職場である。
港を出港して数日間の長い航海では、無事に入港するまで・無事に岸壁に着桟するまで
誰一人として不必要な乗組員、何の役目も無いと言う人は乗船していない。 
ところが長い航海の道すがら、一人当直の中で、星空を見上げる深夜などは
郷愁に心がゆれてフッと孤独感にさいなまれ、男らしくも無く感傷に陥ることがある。

海洋の大海原・満天の星空の下に忍び寄る自意識は
かすかな生き物でしかない不安に心が揺れる。 
無言で過ごす1人当直・・・
4時間の闇の中に個々の意識はとめどなくさまよいはじめる。
安全からかけ離れた、様々な人生に思いを馳せる事も決して侮れない。 
そのように集中を欠いた意識は常にうつろである。 
そして何よりも見張り意識は疎かになる。

そんな場合、安全遵守の現実に性根を入れなおさなければ
自分を信じて眠っている仲間たちには申し訳が立たないのである。 
苦労を共にした仲間の命を守る役割は、いかなる場合も決して怠ってはならない。
お互いがかけがえのない存在として今、自分を信じきり眠っている。
それは彼らの命と家族を完全にあずけられている現実を
かみしめなければならないひと時である。

誰でも、仲間達から必要とされ、役に立つことに喜びや生きがいを感じることが
より良き人生航海である。
そのためには、いかなる場合も安全という目標に向って惜しみなく努力を続ける。
そんなあり方にこそ仲間に認められ、船員としての運命が開けてくるのではないだろうか。
支えられた人々に、今度は自分が支えて返すことこそ、完璧なる航海当直の姿勢である。 
 
安全遵守とは目標に向って辛抱強く努力することと、全く同じであると私は思う。



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