船舶管理から船員確保まで皆様のニーズにお答え致します

Blog/2019-06-13

Top / Blog / 2019-06-13

貧・怒・愚

いかなる時も人は「 無事 」の二文字を背負っている。
「 無事 」とは「平穏」「安穏」「息災」「壮健」「恙無い」「事なきを得る」
そうした状態にある人と、状況を言う。
人が無事でいるためには、不要なことに迷いを持ち
それらに振り回されるところがあってはならない。 
つまり、悩みを抱え始めたところから「 無事 」と言う条件は崩れ始める。

生活の範囲において常に無事を願うためには
三つの毒を解毒しなければならないと教えてある。
一つ・貪 【 むさぼる 】
何でも貪るように欲しがる欲望。満たされなければ、心が乾く。
つまり貪りの意識が支配しはじめると、人は必ず行き詰まり、幸せからは遠ざかって行く。

二つ・怒 【 いかり 】
些細なことで怒りの感情覚える。わが意のままに相手にぶつければ
人との関係はいっぺんに崩れて人心は遠く離れてゆく。

三つ・愚 【 おろか 】
常識も道徳心をも持たずに、教養に欠けている状態を言う。

この三毒が一旦、人に取り付いたなら、なかなかはなれない。 
つまりこれ等の三毒が「 無事 」でいられることを妨げるのだという。 
人であれば、貪り・怒り・愚か・は、誰の心にもはびこる不要な迷いごとと学べば
その生き様は出来る限り謙虚であらねばならない。

人よりいい物を持つ、人より多くの収入を望む、人より楽をしたい。 
人として当たり前の願望が人心をさまよわせているのは
豊かさの中に生じる物欲社会の定である。 
人間は多くを望まなければ、永遠に「 無事 」でいられるに違いない。
何と、謙虚であることの難しさは計り知れない重さである。

それでは皆さんの職場に「安全への三毒」というものがあるとしたら
どのようなものをいうのであろうか。
その一・無責任
自我にとらわれて集団の規律から離れた身勝手は結束力を失わせ
同時に 職場には不協和音を増大させる。

そのニ・無知
努力不足による見識の低さは、技術力も低下して危険を増大させる。

その三・軽率
物事を深く考察することが出来ず、ミーティングなどの手順を踏まないために
連携不足となって、事故を誘発させやすい。

例えば、濃霧航海を一例に取れば
[一]危険を予感できても船長には報告せず無責任に自分だけの対応をとる。
[二]レーダレンジに接近する他船が感知されても、その針路を読み取ることが出来ない。
[三] 軽率に左転舵5度程度の避航処置で済ませてしまう。
この結果、濃霧の避航例で多数の衝突事故が発生した実例は後を絶たない。
安全運航であることの条件は、この三毒を全て揃えては救いがたい結末を迎えてしまう。
これ等の条件を克服するためには、いずれもその底辺にある意識は
「 謙虚 」の二文字に結ばれるに違いない。



a:83 t:1 y:1



コメント


認証コード(3706)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional