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Blog/2019-07-09

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自主性 光と影

人生は「 受け取るより、与える側の人間になりなさい」名言である。 
本来ボランティアの精神がそれである。 
広島の水害・東北の大震災・沢山の人達が無報酬で瓦礫の街を訪ねたであろう。
力を出し、汗を出し、自分の出来る事を慈愛の精神で尽くす。 
人のために尽くすと言う内面の歓びを、逆に無報酬と言う報酬で頂くわけである。

「 あぁ、人の役に立てた! 」 
「 被災された人達は泣いて喜んでくれた! 」 
自分なりに人様の役に立てる事が嬉しい。 
つまりこれ等は人助けをすることで、自己満足を得られる。 
とっておきの人心術なのかもしれない。 
一方、力を貸してもらう側に立てば、依存心は限りなく尽力を求めやすい状況になりやすい。 
人に尽くされる側の喜びは、本来が被害者であるから
同じ労働であっても共に汗した歓びを得る事は難しい条件である。

いつしか、他人様に頼る性質に馴れれば、大抵の人は徐々に自主性をも失っていく。 
この依頼心を船の職場に置き換えれば、安全を尊び周囲を整理整頓してよく動く人と
自主性に乏しく自らが率先して汗を出そうとしない人とに別れる。 
得てして海難事故の温床になる者は、後者の自主性に乏しい側に多いことも否めない。

私に、もし奉仕の心があるとしたら、日々綴る皆さんへの便りしか思いつかない。
綴り始めてもう20年を余す年月が過ぎていく。
一般の文章を原稿用紙に直せば、3枚分のエッセイになり
動静表と小物原稿が5枚分に相当する字数である。 
合計8枚分の原稿用紙を20年間で計算すれば、およそ38,400枚分の文字を
マス目に埋めた事になる。
我ながら日々の積み重ねは、膨大な枚数を記録している事に驚く。
私が生きてきた証でもある。

ある日の事、私はこの人生の証を自伝として、何冊かの書籍に残したいと思い付いたのが
つたない著書「潮の香りにのせて 心をつなぐメッセージ」「結 ゆい」の2冊である。 
この本に私が使った「 安全に携わる言葉 」はおそらく数えられない
万回以上に及ぶ執念が頭を過ぎる。

しかし、私の場合は発信しても、その思いは今も通じないことが多い。
諺に「 石の上にも三年 」といわれて、冷たい石の上でも3年間も座り続ければ、暖まってくる。
と言う辛抱の言葉がある。 
人の心を捉える事は、神や仏にしても叶うものではない。
筋書に窮してしばし訪れる溜息・・・
そしてまた、なにくそと自主性を絞り出す。 
放つ言葉に、結果も報酬も求めてはならない。 
自らの自制の中に、尽くした慈愛の精神があれば、それも素晴らしい生きざまと思いたい。

今日も皆さんに向けた一つのエッセイが出来上がっていく。
危険を知らせ、安全を守る意識は、かくも苦しく、継続を訴え続ける事には
少しの隙間も許されない。 

海難事故とは私にとっては陰鬱なる影である。 
その罪深い影に光を射し続けることが私の責務なら
私は何処までも影に射し込む光でなければならない。 
僅か5人の乗組員はお互いが力を合わせて、一人ひとりが支え合おう。 
その気になれば、貴方の力は素晴らしく伸び行き、大きな力に代わることに間違い無い。
その力こそ崇高なる「誇り」であり、船内には尽くしあう、見事なボランティアの花が咲く。



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