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Blog/2019-09-06

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魚の目に水は見えず

船乗りであれば誰でも願うことがある。
「海が穏やかで健やかな航海の成就は一番の願いである。」
しかし、本当の航海には想像する以上に自然障害は多い。 
雨と霧・強風と波浪・激しい海流と潮流
大海原を職場にして生きる事は、そこには常に生命の危機と防御が関っている。
想像以上に厳しい条件を乗越えなければならないのは現実の海である。

今はまだ小さい・遠いと侮っていた台風13号も、然にあらず
沖縄周辺でしっかりエネルギーを補給して、偏西風に乗ろうとタイミングをねらっている。
更に次の台風も芽を吹きかけている。 
沖縄周辺を航海する殆どの船舶は、台風進路と遅い速度に、航海の計画も立てられず
同じ避難港で息を潜めて見守る以外に対策は乏しい。

運航する側も「 安全第一 」を唱えながら、なんとか引き合いで取れた積荷も
悪天候のために不採算の航海になりやすく、頭痛の種になることは多い。 
今までは当たり前で感謝する気にもならなかった穏やかな海。 
凪間に連続する航海は退屈で嫌だと思った。
しかし、本当は穏やかで揺れない海が一番幸せで
それが実はとても恵まれていた事に後で気づくものである。

皆さんが職場とする海と言う自然界は、危険極まりない性質を持っており
鏡のような穏やかさを見せる裏側には、大きな船舶を一飲みにする
強大な危険要素を隠し持っている。
その大前提には、先の東北大震災の大津波は最大限の結末を見せ付けたものかもしれない。
「 灯台下暗し 」「目で目は見えず」燭台の下には明かりは届かず
いつも暗いと言う昔の例えであるが、誰もが近すぎて我が足元の事はわかりにくいものである。

同じように人は日々、身近にある幸せは気づかないことが多く
失敗してその時が幸せであったと気づく「傍目八目」は囲碁の打ち手より
横で覗いている人の方が先手は見える例えにもつかわれている。
身近に存在する、恵まれを疎かに感じる私達の性質を
海の竜神様がいさめている大時化続き。
「 幸せ 」と言うことに目がくらんで少し幸せになると
もっと幸せになりたいと思うのが人の常。

自分が持っていない「 遠くの幸せ 」ばかりに目をやる人々。
本当は足元近くに沢山の幸せを持っている事に気づきなさいと
今日も海は忠告している・・・。 
本当に大切な人、本当に必要なものには気が付かないことが多い。
貴方の身近に幸せは存在するのだと、岬の灯台は航海者たちに語りかけている。



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