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Blog/2019-09-25

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継続は裏切らない

「 女心と秋の空 」「 秋空は七度半変わる 」と言う例えのように
乱暴な台風の後、今度は数日ご機嫌取りのように秋晴れの空が続いている。
しかし、皆さんの安全運航は微動だにせず、心の空は天晴れ!秋晴れ!そのものでありたい。 

台風一過、皆さんの動静備考欄には、其々が台風への苦労話で飾られていたものであるが
これが例え一隻たりとも走錨して座礁でもしていれば
私はのうのうと今日のメッセージを綴ることも許されない管理者の宿命である。
生きている時間に同じことの繰り返しは断じて無い!!
船乗りと言う職業には、自然と共に生きる苦労は、陸上勤務に着く人に較べれば
その危険率は数倍に高いことは統計的にも証明されている。

その昔、我家は貧しいにもかかわらず、家を長い間留守にする兄の仕事を見ている限り
私は船乗りだけはなりたくないと、幼いなりに船乗りという職業の貧しさと
過酷さの価値を低く感じていた。
職業に貴賎は無いと学んでも、世間知らずの幼さは、陸上の格好良い仕事につきたいと
随分身勝手なことを考えていたものである。

未熟で幼い考え方のために、「 身の程を知らず 」とはこのことを言うものか
中学校を卒業して大阪に就職した私は、嫌と言うほど重ねる失敗続きに
社会の厳しさを思い知ることになってしまった。
その失敗で学んだ事は、理想や希望はまず様々な苦労の向こう側に道があるという事であり
貧乏とはまず「食べる為に働く」と言う道を通らなければならない。
一番身近で大切な部分を見落としていたようである。
 
肩書きもなく、学歴もなく、田舎から上京した少年は職業の貴賎を問う前に
まず我が身一人が食べられるようになるまでが、大変なことだと思い知らされた。
「人生を甘く見れば、この仕事は嫌だ!身体がきつい!」と
愚痴はたくさん出るのであるが、「 生活するために働く 」という
いたって当たり前のことを軽視すれば、不平不満の愚痴は
途中投げをしてしまうことが多くなる。

私は叔母の勧めで仕方なく、都落ちの気分を抱いたまま、船舶に見習いで乗船した。 
しかしその職場では食べる心配もなく、乗船して以来、船の仕事は嫌いだと思った事など
すっかり忘れて海の仕事になじんでいくことになった。 
あれほど嫌だと思った仕事が、次第に覚え始めて階段を昇れば、仕事も生活も奥は深くて
時と共に面白さが生まれ、自分にはむしろ似合っている仕事であることがわかり始めた。

何処の世界に生きても、苦労のない仕事は無い。 
人生は人との競争で生きるものではなく、自分の持っているものを探して
人様に役立てて生きることが自分を活かすことだと思えた。
そして、どんな仕事でも「 目の前の仕事 」を真剣に取組むことで
今まで気がつかなかった物が見えてくる。 
例え行き詰まった者でも良い。
力の無い者でも良い。 
船の仕事は勉強して一段ずつ努力の階段を登っていくことが出来る。 
海の仕事が実は私には一番適していたのだと、素直に思うようになれた。

どんな仕事でも一生懸命と言う教科書があれば、人生は心豊かに生きられる。
多くを望み人生を豊かにするためには何事もまず、ぐんと苦労のバネで縮むことである。
反省のある者は、進歩があり、進歩のある者は、夢もまた近づいてくるに違いない。



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