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Blog/2019-10-02

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足並みそろえて皆の職場

「 船の川 苦楽の波 ともどもに 」
朝一番、皆さんからの動静表23枚が大テーブル上に狭しと並べられている。
当たり前ではあるが、それぞれの船舶からは事故の報告は無く、今日も無事を伝えている。 
「 ホッ! 」と胸を撫ぜるとともに、10月の始まりは
大騒ぎの消費税率引き上げで暑くなり、同時に涼しくならない秋本番は
残暑が厳しいまま日本列島は又しても台風接近である。 

原因は、台風がたびたび北上して、南方海上の暑い空気を風に乗せて運ぶたびに
温度が高くなり、夏のやり直しをしている。
そして、またもや台風18号は日本海に進む予想は、台風に向かう南からの風が強く吹いて
広範囲で夏の気温に戻るパターンが続いている。

季節は気温ではなくて暦通りに日時は刻まれていくもの
秋本番は陸上でも秋の交通安全週間が始まっている。 
安全と協力は切っても切れない融和の力である。
人は、自分一人でできることには限界が多い。
しかし、力を合わせればなんでもないことが、ついつい遠慮がちになりやすい。

本質的に船乗りは内向的であり、口下手な性質でもある。 
昔は兄によく言われた。
「 船では軽率に口笛を吹くな! !」 
夜に口笛を吹くことは悪魔を呼ぶことであり、夜に口笛を吹くと
不吉な事が起こると戒められていた。
そして、「要らざることはぺちゃくちゃ喋るな」とも、注意を受けていた。
災いの元は口にある。寡黙こそが男子の美徳と思われたものであった。

ある朝、船首デッキの錆が気に掛かる ・ハッチ周りのグリスが切れている。
「今日は不荷役だから、誰もまだ起きてこないから・・・まっいいか!
 自分でできることだから、ボチボチ一人で手がけるか。  
 朝早くから皆を起こすのも可哀そうだから・・・ 」
と、私はいかにも分かったらしく1人で仕事に手を出した。
実はこれが大きな過ちであった。

どんなに理由があっても、抜け出しで仕事に手を出してはいけない! 
船長や上司が手を汚して1人でペンキの刷毛を握っていたら
後続の人はそれを悪意と見ても決して善意とは感じられない。 
力を合わせる仕事は一旦全員が起床してか、あるいはその前夜に打合せがなければ
勝手に動いた事前に告げられない作業は、まるで冷や水をかけられたような思いになり
配慮の欠けた行為に取られやすい。
私は自分が善意で動いたつもりが、大いに反発を受けた昔を時々思いだす。 

私が乗船していた頃はまだ10人くらい乗船していたが
そのために陣頭指揮に立つ甲板長とは確定的な亀裂が出来てしまったことを忘れられない。 
故に、例え5人の乗り組員であっても、1人で淡々と業務をこなしてはならない。 
声を掛け合い、お互いを認め合い、同じ姿勢で仕事に取組む姿こそ仲間達である。

5人が力を合わせればその力は10人にもなる。 
しかし、5人がバラバラの意思で思い思いに動けば、その力は1人でしかない。
同じ船に乗り、同じ運命の川になり一緒に流れて行く。 
間に間に手を繋いで助け合えば、危険な渦は乗越えられる。 
自分が1人でできないことも、お互いが力を出して助け合えば
不可能は可能になるに違いない。



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