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Blog/2019-10-16

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便利という ありがたさ

私が好むテレビ番組は、最近では年齢と共に時代物を好むように変わった。 
人生は上り坂・下り坂、沢山の苦労の峠も超えて来た。
そろそろ歳と共に楽しめる平地があっても良いという思いである。 
時代劇を好むのは、やはり古い体質の人間であるという証明かもしれない。 
最近特に好んで見るのが、おなじみの「 鬼平犯科帳 」の再々放送である。
これは必ず犯人を捕まえて悪人を退治する、人情物語の結末が分かっているから
安心して観ていられる。
人情深い「池波正太郎著書」に魅せられる納得の番組である。

まげ物と言えばこの前、忠臣蔵で赤穂浪士が討ち入りするまでの時代劇が放映されていた。
そのときに思った事は、城主・浅野内匠頭の刃傷事件、赤穂藩の一大事として
江戸から赤穂まで、なんと早馬を飛ばして、5日目にやっと第一報が届いたのである。 
その不自由な伝達方法は、江戸時代から大よそ300年以上の時を経て
その通信網の発達は想像を超越した便利さに変わったものである。

誰もが持っている携帯電話やメールは、寸時に距離を飛び越してしまう便利さである。
「すわ一大事」と、緊急の早馬を乗り継ぐ5日間の時間が瞬時で真相が伝わる便利さ。 
我々が生活している社会のシステムの中では、当時の何万倍もの時間を短縮して
生活している事に気づかないだろうか。

昔の人に較べれば、はかり知れない膨大な時間を便利に使っていることに他ならない。
そのように考えれば、現代の人達は同時に驚くほど人生を長く生きている事にも考えられる。
しかし、便利さと言う文明社会に生活するありがたさを
実際に感じている人は居るのだろうか。
常になんでも自分の権利だけを主張して生きている人は多くて
物のありがたさを感じている人は意外と少ないのが現実ではないだろうか。

私がまだ若さ一杯の頃には、手紙一つを出すために港のポストによく投函したものであった。
その手紙が相手に届くまでの時間は、大よそ3~4日の後であったように記憶している。
当時、やっと開発された船舶電話は非常に高額であって、よほどの異変時が無い限り
自分の家庭に船舶から電話をすることは禁止されていた。

そしてまた、どこの家にも個人の電話は設置されていなかった。 
登録ボタンを押せば電話の向うには妻が居り、家族が居る。
私達は通信だけに限らないで多くの便利さの中に恵まれている今日を
感謝する気持を見失わないように、生きていかなければならない。

冷たい手でお米を研いだ事、洗濯板でゴシゴシと洗濯に苦労した事
薄暗い電気の下で勉強したこと、パンクが続く自転車を修理しながら使ったこと
その頃の苦労と引き換えに今がある。
便利になったという価値を振り返らず、感謝を忘れてはならない。 
物のありがたさを知る事、恵まれている社会を知る事
その感謝の中にこそ今の時代に生きる幸せを感じることが出来るのだと思う。 
更に皆さんの職場にも今の設備に辿り着くまでに、多くの先人達の苦労があって
航海計器の進歩があり、安全航海が出来ているのではないだろうか。
昔は不自由だからこそ、工夫して人々は便利を追求してきた。
今は、便利だからこそ感謝を忘れず物を大切にして
命の限りある尊さを活かして生きなければならない。



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