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Blog/2020-02-10

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和を持って尊(とおとし)となす

私達の職場とする船舶の乗組員構成には様々な要素があって
一緒に仕事をする相手を船長だけが選ぶ事もまた会社だけが選ぶことも難しい。 
資格・年齢・経験・技術・これ等の要素を組み込んで
会社がその適正に沿った人事を配置することから始まる。 
しかし、どんな理由であれ、集まった乗組員は「 安全運航 」がまず最大目的の一つである。

例え5人や6人の集団であっても、様々な人の集まりである。
我儘な人・仕事の嫌いな人・酒好きの人・仕事が良くできる人
優柔不断な人・性格が嫌いでならない人
どこの社会でも自分の思うように進まない事はしばしばである。
そして船長として最善を尽くしても、力の及ばない事も沢山ある。

会社はいつも「 船内の和 」を口癖のように求めるが
それでは「 和 」の持つ本当の意味はどの様な事を求めるものであろうか。 
私が思う船内の和とは、お互いが妥協しあって波風を立てない事
人に合わせながら調和する事のように思っていた。 
ところが本当の和とは、必ずしも妥協だけが本位ではないことが分かる。

「和を持って尊(とおとし)となす」これは古くは聖徳太子が言った言葉である。
どんな職場でも自分が一人で生きている訳ではなく、他の人を信頼し
互いに役割分担しあい、信頼にこたえていくことは大事である。
不平不満があれば、正直に話し合い、その中でお互いが正しい方向に歩み寄り
理解していくことが「 和 」であるという。
「悪いのは相手だ!!」と思う裏側には「自分は正しい!!」の思い込みがある。
そこに「自分にも至らないところがある」と、一歩譲るところに
「和」と言うものの正しさがある。
 
何ごとも、とことん話し合い、お互いが歩み寄ることであり
それらの仲立ちをする「 船内の和 」が固く結ばれている船内には
厳しくも心の優しい船長又は機関長が必ず存在する。
不満を抹殺してしまう強引な手段では到底船内の和を結ぶことは難しい。
人はとかく不合理で、わからず屋で、我儘である。
しかし、この世は人と人の関係によって成り立っている以上
自分の正当性だけを言い続けていては諍いは治まらない。 
そこでなお辛抱強く導く人があり、自らが厳しく律してこそ
この人について行こうと部下は集まる。 

夜半のシフトにまだ眠い朝「 おはようございます 」と声掛けても
ブスッ!として知らん振りの人がいる。
例え面白くは無くても、次の朝も同じように元気に挨拶を繰り返して問いかける。
やがて相手は心を開いて笑顔の挨拶が返ってくる。 
懸命に取り組む努力には、誰もが叶わない。
「 船内の和 」それは5人が10人になれる力の、大きなヒントになるのではないだろうか。



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