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Blog/2020-05-22

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早期避航は当直者の約束

新型コロナウイルスの影響は我ら海運界の物流にも大きな影を落としている昨今
お蔭様で皆さんの安全意識継続の下に、無事故・無災害の日々は今日も続いている。
しかし続く「 安全 」なる日々も、残念ながら安全で無くなる日は必ず訪れる。

人生は「 諸刃の剣上 」を歩いている日々かもしれない。
安全安心の日々が続くときにこそ怠らず、安全点検を重視して心を戒める。
そして、安全の教書にはシッカリ目を通して、先駆者の教えを
守り通すことでこそ保たれる条件である。

「河童の川流れ」「 上手の手から水が漏れる 」という諺がある。
泳ぎのうまい河童でも、水流に呑まれておぼれる事もある。
現実的な例え話である。
あるいは同じような意味で「 弘法大師も筆を誤る 」「 猿も木から落ちる 」も
まさかと言う例え話である。 

あらゆる油断は命取りになる。 
安全意識継続も長く経験を重ねた人であれ、思わぬ油断の落とし穴は
いつか訪れるものであろう。 
しかし例えそうであっても、物流構造の基本は常に「 安全管理 」一途を
永遠に求め続けている。

陸上の「トラック輸送/タクシー/路面電車/飛行機」などの輸送会社では
いつも会議があると言えば、結局は「 安全対策会議 」が大半の比重を占める。 
安全輸送の信頼を培おうとすれば、行き着くところは管理者と現場との
互いの理解であり誠実誠意の繋がりに違いない。 
いい加減/間に合わせ/手探り/等その場しのぎには、決して安全の約束は成立しない。

某船長の心配事は、自分の当直以外での当直者の避航態度を
心配の真っ先に上げて、次のように訴える。
「 このまま進めば、本船が避航船の立場であるということが明確であっても
  危険を感じるまで避航行動をとらない当直者は、容認できない当直者であり
  私の船ではそのような曖昧な航海士は不要である。」
「 それが技術不足なのか?性格なのか?横柄なのか? 
  危険が間近に迫らない限り転舵しない、当直姿勢は何故なのか? 
  私はそのような人に当直を任せることは出来ない! 」と話す。

お互いが寄り添う一つの船、ひとつ傘の下、心と心を結ぶ事こそ
不安要素を撲滅する協力の傘である。 
安全な乗組員の供給が責務であるはずの我らも、船を止められない人手不足と
運航優先の天秤に悩むばかりである。 
人は貧乏であれば豊かになろうとそこから脱出を目指す。
では、豊かになったら何を目指すのか? 
それは豊かさの分け合いだと思う。
 
豊かになって、ふと安心するところに陥落があり、危険がある。
つまり安全意識も同じプロセスを踏む。 
安全の裏返しが危険であり、今の平穏に感謝してこそ、真の継続が生まれる。
安全を人生の原点にして考えれば、そこには幸、不幸を分ける
安全運航の真剣勝負しかないように考えられる。



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