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Blog/2020-10-22

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一つの徳有れば 一失あるは世の常

世の中に「悩みゼロ」という人はおそらくいない。
誰もがそれぞれ傷を抱え悩み、それなりに懸命に生きている。 
あるいは楽しいことばかりが続く訳もなく
苦しいことや辛いことも沢山存在するのが現実である。
それらの試練を乗越えるために、人々は様々に体験した苦難から学び
乗り越えるための知恵と力を育てていく。

あきらめず、くじけず、一歩一歩を重ねていく。 
苦楽の繰り返しの中に、健康や安全の尊さを覚えていく。 
同じように船の職場に働く皆さんには、常に「安全」を願い求められる宿命であるが
これもまた決して「順調」だけが永遠に続くものでもない。 
普段から健康に気をつけている人も、目には見えない細菌に侵されて
風邪を引いたり、食あたりを起こしたりもする。

同じように、どこの職場にもどこの船舶にも、少しの油断や予想しがたい試練は
波が押し寄せるほど存在する。
例えば、日本海を航行中、朝一番・艙内の積荷状況を入念にチェックして
異常のないことを確認し「艙内ラッシング異常なし」の報告を済ませ
ホッとした一時、一撃受けた大波によって、予想しがたい荷崩れが発生する
アクシデントもある。 
あるいは、だだっ広い海域に唯の一隻、出漁するトロール船と
クロス衝突することも、決して否定はできない。

有ってはならないことは、どこかに隙があって
どこかに不備があって、不運に泣くこともある。
つまり安全運航が続くその裏側では、ひそかに油断や危険が芽をだしはじめている。
人間は残念ながら24時間起きて緊張をし続けることは到底出来ない。

1. 人間は必ずミスをするもの 
2. 機械はいつか必ず故障するもの 
3. 船は水に浮いているもの 
4. 自然は人間の知能、技術で克服はできないもの 
5. 危険は必ず進む前途にあるもの 
という、避けがたい原理のある限り、海難事故がなくなることはないであろう。 
そして、残念ながらいずれの世界でも安全に「絶対という確信」はあり得ない。 
すべての最終判断はその現場に働く人が行うものであり
その船の安全は、何としても乗組員の経験と双肩にかかっている。

「物事に一つの徳が有れば、一失あるは世の常」である。
言い換えれば「表・裏は、一体」「今日の凪は、明日の嵐」「人生は登れば必ず下る」
つまり、残念ながら、「安全」と「危険」は不可分の関係であり
人生は常に明日・此れからに向かっている道中にある。 
心掛けによって、平穏を長く続ける秘訣は、今の貴方の一歩の努力に
かかっているのではないだろうか。
今日一日、平穏・無事にと祈る我。
カギを握るのは現場に位置する一人ひとりの心がけにあり。



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