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Blog/2020-10-29

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老齢は 知恵と言う 一枚の服になり

貴方は何歳まで船に乗るのですか?
いつまで働くのですか?
最近の乗組員高齢化事情には、このような会話がいつも交わされている。
それと並行して、何と怪我人と傷病者の多いことか。
調査してみれば、弊社の傷病者のみで、充分に2隻の船舶が運航できる人数であることも
時代を反映している不名誉な現実でもあろう。

数年前の記憶に、とある機関長が「70歳まで」と答えたら
「私はとても機関長の歳まで船には乗れないと思います」と、65歳の一航士が話した。 
しかし、それから5年が過ぎて彼らに出会ってみれば
機関長75歳、一航士70歳は共に同じ職場に収まったままであった。 
そして、時の移ろいは次のような会話に代わっていった。
「しのびよる老化は目に見えて表れ始めて、そろそろ引き時を考えているのですが
会社も私を必要としてくれていますし仕事を辞めたらどうして日々を過ごそうかと
思いきれないのが船乗りです。」
と結ばれた。

登山で富士山は8合目からが正念場と言われている。
寿命の延びた今の世は何歳からが8合目になるのか
まさに高齢化社会の憂いは深く厳しい。
我ら海の職場には殆どの人達が8合目に差し掛かっている。 
そんな時代背景にあって、私はただ一言「老齢は知恵と言う服になり」
と言いたいものであるが、しかし、弊社乗組員には同年代の諸氏が多いこともあって
一歩、針路を間違えれば遅きに失する選択肢にもなりかねない。

戦時で失った人口を、「産や増やせ」と、国力増強はベビーブームを推し進め 
それらの世代が、礎となって今日までの日本経済をけん引してきた。 
そして今、その世代が高齢世代へと時代の転換期を迎えているのも避けられない現実である。 
生命をテーマにすれば、人生は一度きり限りあるもの。 
最後まで大切に生き抜かなければならない。

「この世に頂いた貴重な命」「元気という健康」をしっかり使って
限りある命を大切に生き抜きたい。
どのように生きてもやがて、今できている事は、少しずつ出来なくなる日は訪れる。
今、出来ること「迷惑を掛けずに人様の役に立てること」が、働くことであるなら
今少し社会の役に立って生き抜いてほしい。

「命を使う」ということは一生懸命に生きることであり
生きている限り挑戦し続けることではないだろうか。 
生命はこの世の借り物。
必ず返命する日は平等に訪れる。 
結論は急ぐ必要もないが、最後は頑張って生きて、悔いのない生き方でありたい。 
私自身も、まだまだこれから何が出来るのだろうかと、今こそ自分探しが始まろうとしている。 
この齢になって、一番の幸せはまずは自分の健康が一番! 
健康維持の為に何が出来るのか、老齢と言う不自由の中に
もう一枚、老熟と言う知恵の服を着て、命ある限り一生懸命に生き抜いていきたい。



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