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Blog/2021-02-09

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時間というカード

人間の生命はいつか必ず消滅して死んでしまう。
一日一日の時が刻まれて過ぎてゆくように、一日のなかにも時と共に貴重な命が有って
一日という小さな生死が輪転する事は「 一日一生 」の人生だと考えることが出来る。
「生きているということは、自分がまだ使える時間が残っている。」
そういう意味である。 
しかし、命は粗末にすれば、例え若さに無限の未来があろうとも
その「ともし火」は瞬時にして消えてしまう儚(はかなさ)を持っている。

人によって、いつ病気になるのかもしれない。 
あるいは私のように毎日車通勤をしているものが、対向車の居眠りで
正面衝突されれば、その時点で私がこの世で使える時間はおしまいになる。
そこまで考えれば、私が何を言いたいのか・・・
つまり、今持っている命というものは、この世に許された
時間というカードであることが分かる。

時間をおろそかにしているということは、つまり自分の命も粗末にしている事であり
時計の秒針がチッチッと進んでいくように、そこには間違いなく寸分たがわず
人の寿命も刻まれている。
その時その時が命の時間ではないだろうか。 
よりよく生きるということは、時間を有効に使い
過ぎた時間は畑にして、行いという種を蒔くことではないだろうか。

怠慢な悪い種を蒔けば、悪い芽がふき、悪い実がなる。 
良い種を蒔けば多くの稔りは幸せの花を咲かせて、見事に結実する。 
船内の生活に我慢も無く不平不満ばかりが多くはないか? 
決まり事も守らずいい加減に過ごしてはいないだろうか? 
過ぎた時間は二度と戻らない。
残された時間の中で知恵を絞り人の役に立ち、出来ることを頑張って
時間という限られた寿命をまっとうする。

船内にはそれぞれが違った性格を持ち、違った生い立ちの人達が集まって生活をしている。 
船の中に一粒の種となって実りをもたらすためには
特別な工夫も並外れた努力も必要ではない。 
お互いが役に立つことをして我が侭を控えれば、おのずと実りは結ばれていく。 
安全という大地はそのような心得があってこそ、耕されるものではないだろうか。

「 いつも他人の身になって考えれば、いつも早目の避航は出来る!! 」
「 他人を思いやれば、普段より早めの交代も、確実・安心・余裕ができる!! 」
「 常識を持てば、航法に恥じることもなく、安全安心な運航ができる!! 」
使える時間とは万人の誰もが平等に頂いている、お互いの運命を左右する
大切で掛替えのないカードではないだろうか。



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